かつお菜は古くから福岡で作られてきたアブラナ科の野菜で、「高菜」の近緑種とされています。
旨味が多く含まれ、カツオの出汁が無くても美味しいという事からカツオ菜と呼ばれるようになったとも言われています。また、漢字では「勝男菜」と書くことから縁起物として正月には博多の雑煮には欠かせない野菜の一つとされてきました。
🔶かつお菜の特徴
葉にはアクが少ないうえ、「高菜」のような辛みもなく、煮ると旨みが多く、ほんのり甘味が感じられます。
🔶かつお菜の栄養
かつお菜は緑黄色野菜の一つとしてβカロテンを多く含むほか、ビタミンCも多く、抗酸化作用の高い野菜です。また、他の葉野菜の中ではカルシウムを多く含んでいる上、名前の由来となる旨み成分のグルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸を多く含んでいます。
🔶食べ方
そのまま食べられることはあまりなく、主に汁の具や、煮物、和え物、炒め物に使用されます。